株式会社 S様

ハードディスク障害対応

社内共有データへのアクセスが突然不可に。
緊急対応でご訪問し、社内インフラ整備のきっかけに。

以前、パソコンの新規導入・データ移行を作業させていただいた法人のお客様から緊急のお電話が入りました。
「社内共有に使用していたB社製のNAS(ネットワークハードディスク)へのアクセスが突然不可になった。」とのことです。

ご訪問して詳細を確認したところ、
利用していたNASは2TBの1スロットタイプの個人向けタイプのもので、RAID構成なし、外付けHDDへのバックアップも無しという厳しい状況でした。お客様は最初に大手のサポート業者に依頼したところ数十万円~100万円近いお見積もりで躊躇し、セカンドオピニオンが欲しいという事で弊社にご連絡いただきました。

NASへのアクセス不可は、各PCからNASへのネットワーク経路の問題、NAS本体の基盤故障、NASのソフトウェアの不具合、NASに搭載しているハードディスクの障害など、様々な原因が考えられますので、実際に現地確認しないと修理費用は確定しません。
ディスクが壊れていて、通常の読み取りが不可の場合は救出費用として6桁の金額が必要となります。

調査の結果、NASからディスクの回転不良などの異音は無く、IPアドレスは到達せず・・・という状況で、やむなくNASの再起動、接続ツールの再設定など試みて幸運にも接続を回復しました。お客様からは握手を求められるほどお喜びいただき、費用も1万円ほどで済みました。

ただ、ここからが肝心です。
事業にかかわる必要な情報をNASに集約していたので、このままでは安心できません。
データの消失の危険性、複数人によるアクセスの負荷、バックアップやスケジュールの柔軟性などをご説明の上、
法人用NASの導入と社内LAN機器の整備、およびバックアップ体制をご提案させていただくきっかけとなりました。
以後、PC導入や設定など、様々なご依頼をいただいております。