S株式会社 様

出先から社内共有データ、システムにアクセス
VPN設定とセキュリティ

事務所から離れた遠方に作業に出ることが多く、出先から社内の共有データ、報告書作成のシステムにアクセスできるようにしたい。
共有データはクラウド系サービス(オンラインストレージ)で共有する方法もありますが、現状、NASで共有しています。
また、報告書作成のシステムは、社内に置かれたアプリケーションサーバーへのアクセスが必要。

この環境で、出先からこれらのデータにアクセスできるようにするには、社内LANに入る必要があります。
YAMAHAのルーターでWindowsからのリモートアクセスVPNに対応していますので、l2tp/ipsecでの接続設定を行いました。

ルーターにl2tp/ipsec用の設定を行う

VPN接続の設定に使用する、事前共有キーの設定、接続するユーザー/パスワードの設定を行います。
外部アクセス可能にするのは、社長様のみですので1ユーザーのみの設定です。

PCにVPN接続設定を行う

社長様専用の超軽量モバイルPCに、VPNに必要な情報を設定します。
事前共有キーが設定されたPCのみアクセスが可能になっています。

モバイルルーター経由でVPN接続

通常のネット接続はモバイルルーターに接続した状態で行っています。

社内のデータ、システムへのアクセス時のみVPN接続を行います。
接続に成功すると、社内のLAN環境に組み込まれ、NASやシステムにアクセス可能になります。

VPNの利用シーン

  • リモートワークのメンバーも会社資源へのアクセスが可能になる。
  • 外出先からのアクセスで業務のスムーズな進捗が行える
  • 単に個別のファイルにアクセスするのみならず、社内システムにアクセスできる。